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精神病院を扱ったドキュメンタリー映画の見所は就活生必見の女性MRが活躍する姿なのでした

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「メディカル・リプレゼンタティブ、メディカル・リプレゼンタティブ、メディカル・リプレゼンタティブ」と3回唱えれば4回は舌を噛みそうなこのワードMedical Representativeは、通称「MR(えむ・あーる)」。

 

製薬業界を陰で支える、いわば医薬品の営業部員です。いちおう医薬品メーカーの医薬情報担当者として、「営業」よりはむしろ「適切な情報提供」を主務としているのですが、実体や如何に。

 

未だ男性社会のお医者さんを相手にする職業だけあって、見目麗しき女性が活躍することが多かったり、かつてはとんでもない額の接待費が使われていたそうですが、現在では一部規制されています。

 

『精神』

はてさて、『精神』という岡山の精神病院に集う人々の日常を捉えたドキュメンタリー映画をレンタルビデオ屋さんで見つけたので興味を引かれて観てみたところ、いくつか気になる点が。

 

精神 [DVD]

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そこに集う「患者」さん

映像にはたくさんの患者さんが出演されていて、みんながみんなという訳ではありませんが似通った面が見受けられます。

 

  • 肥満
  • 喫煙
  • 清廉願望
  • 弱者願望

 

精神疾患で通院中の方々なので、そりゃもう大量に服薬されていたりしてその副作用で太っちゃう面もあろうかと思いますが、逆の見方もできるわけで。

 

「身体、動かしてないねんやろな。そら気分も沈むやろ。」

 

率直に言えば、そんな風に思います。鬱だから動く気も起きない、とか言い訳されるのでしょうけれど、それでも。

 

あと、例によって喫煙率高し。もちろん喫煙によるリラックス・精神安定をはじめとする様々な効果があるので悪いことではないですけれども。プカプカプカプカと、生活保護費で買ったと思しき煙草を吸い続けるわけです。

 

さらには、何というか自身の清廉さ、潔癖さにこだわりがあるようで、その嗜癖を他者を俗物とみなすことで達成されていたり、自身が病気持ちであることに安心を見出して弱者たることに甘えているような節も見え隠れしてこれはこれは。

 

高齢の医師

舞台となった精神病院では、趣味的に働かれている高齢の男性医師が患者さんらを診察します。何度か映し出されるこの場面が、結構興味深く。

 

もちろんパソコンや電子カルテなど影も形も微塵もないその診察室において、患者ごとに、長い人では数十年分まとめられた緑色のファイルと、チラシを切って揃えたようなメモ紙と、ペンだけが活用されます。

 

患者が話す、「ふん、ふん」と小さく相槌を打ちながら先生が話をメモする。書き取るまでの時間に手持無沙汰になった患者が、また話し出す。「ふん、ふん」

 

答えは患者が持っているという信念だそうですが、確かにこうしたカウンセリング的手法が成立しているように見受けられました。

 

MRが登場

まぁそんなことは些細なことで、本映画には実際にMRとして活躍されている素敵なスーツ女性(冒頭写真とは無関係)が登場します。

 

製品を売り込む営業…ではなく、恐らくは情報提供の一環として。

 

その、手際の良さ、話の流暢さったら!

 

海外の文献をサラリ引用し、高齢の医師が医薬品の使用に際して抱くであろう心配事を埋めるべく言葉を繰り述べます。めっちゃ勉強したんやろなぁと思わせるその話しぶりにホレボレ。

 

『精神』の個人的ハイライトはこの女性MRの仕事っぷりなのでした。

 

職業としてのMR

かつて製薬企業のMRと言えば人気の職種で、就活においてもMRを目指す意気軒昂な若者たちはそれこそ溢れかえっていたようですが、いまでは人気も下火になっているようです。

 

人気が落ちると倍率が下がるとはいえ、大手製薬企業のMR職が狭き門であることに変わりはないので就職活動を始めたばかりの就活生ならば早めに手を打っておくのが得策でしょう。

 

第一志望の本番面接に向けて、プロのアドバイスが受けられる下記のような就職マッチングサービスに登録して他業種も一通り見ておくと良いかもしれません。

 

 

何をしていいかわからないから、何もしない。そうした意識が就活を長期化させることもあります。何をしていいかわからないから、自ら情報を取りに行く。その心掛けは、将来的にも絶対に役立つはず。