ファクタリングとリファクタリングはややこしい!けれど、金融もITも、げにこの世は面白い。
一文字違いで大違い。
ファクタリング(金融用語)
リファクタリング(プログラミング用語)
でも、結果としては似ているのかも?
factorの意味
英語の「factor」っていったら「要素」とかそんな意味しか思い浮かびませんで。
調べてみると「因数分解する」って動詞とか、「代理商、問屋、仲買人」って名詞の意味もあるそうです。
ファクタリングは「売掛債権の代理商」的な意味合いでしょうか?
「売掛債権の因数分解」?いや、まさかな…。
リ・ファクタリングの方はプログラミングの用語で、インターフェースを変えずに内部の実装をいじるとかそんな意味なので、「再・因数分解」に近いのかも。
リファクタリング (プログラミング) - Wikipedia
結果的には
金融的ファクタリングの結果、バランスシート上の資産は微減すれども売掛債権が現金化して貸倒リスク等から解放されてバンザーイ!ってなります。いい意味で。
一方、プログラミング的リファクタリングの結果、外部から見た動作は変化しませんが内部構造の見通しが良くなってバンザーイ!ってなります。いい意味で。
ただ、どちらにせよそれが必要になった状況が既に波乱含みの可能性が高く、お手上げ的な意味でバンザーイ!(泣)にならないよう注意が必要なのでした。
金融業はオモロ怖い
今も昔も、人間ドラマが巻き起こるのが金融業。
最近初めて『ナニワ金融道』読みましたが、め、めっちゃ勉強なるぅ…。
勉強になり過ぎてついついまとめて図解したくなるレベル。
現代の闇を垣間見れる快作、『闇金ウシジマくん』。お金を借りようとする全ての人が、お金を借りる前に読んでおくべき。
ドラマ・映画もね!
よくよく考えてみれば人間ドラマを惹起するのは、リファクタリングも一緒か。
デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか
こわいよデスマーチ。
ファクタリング・オプションも?
そういえば気になっていたことがあって、ウェブショップなどでクレジットカード決済を導入しようと思ったらショップサーブなどの決済代行をしてくれる業者さんと契約する必要がありまして。
で、売り上げが立つとその業者さん経由で手数料等ひかれた金額が振り込まれるわけです。
が、案外支払いサイトが長期に設定されていると。2ヶ月とか3ヶ月とか。
でも、というかここが決済代行ショーバイの味噌なのでしょうが、もうちょいお金もらえれば1ヶ月で支払いますよと。「オプション・サービスで、代金の早期回収!」みたいな営業があるわけです。
ウェブショップの決済代行業者が握る売上債権は市井のファクタリング業者に回すことができない(手形や小切手など手に取ることのできる形がない)ので、これはもう独占的に金融サービスを提供できるわけで。
よう考えられとりまんな!
なんというか、あえてデフォルトの入金設定を長期化させている感もありありなのですが、キャッシュフローの安定化とか最大化とかのバランスを考え合わせれば差別化要因になり得るのでしょう。
街のファクタリング屋さん
上記ウィキペディアより引用(下線付記)。
ファクタリング業者は大手銀行系金融会社が主力ではあるが、商社系金融会社やノンバンク、その他電機系などシステムを構築でき、かつ信用調査機能を持つ会社なども参入している。 電子手形(電子記録債権)制度の普及とともに、企業の利用の減少が想定されている。
確かに、上記のように手形とか小切手とかなくたって商売は回り出してます。
ただまぁ、一部古い商習慣や業界慣習が残っていたりするので再編を重ねつつ生き残りはするのでしょう。
「売掛金を早期現金化!連帯保証人、担保不要!」を謳う三共サービスさん。
リンク先のページに掲載されている、ヤミ金融に手を出しちゃったおじさんの体験談は涙なしには読めません。
金融は人間ドラマやでぇ…。
入金スピードで選ぶなら、PayPal(ペイパル)
実はネット系の通販サイトを開こうってんなら、PayPalの入金スピードが圧倒的だったりします。
PayPal対応リンク型カートシステムとか見ながら、金融面でのスピード感(売掛金の早期回収)を選択基準の上位に置いてみることを検討してみてはいかが?