iPS細胞の最大の応用事例は培養細胞か豚への移植による人脂の大量精製になると思う
ノーベル賞を受賞された山中信弥教授の「iPS細胞」。
医薬品開発に革命的な転換をもたらすとか言われてますやん?でも、最大の応用事例は医薬品開発じゃないと思う。っていうか、あまり画期的な医薬品がバンバン出てくることはないんじゃないかなって思います。
根拠?
ないけど。
ヒトの脂肪を大量に
じゃあ何に使えばいいのさって話ですが、
人間の脂肪を大量に(売るほどに)創り出すこと。
じゃないかって。
なぜかと言えば、豚脂が医療応用されている現実があるからです。豚脂(とんし)って、豚から取られた油脂ね。ラードとも言いますけれど。人の脂肪は人脂(じんし)ってことになろうかと思います。
で、活用事例がコチラなど。
塗る。
そして、食べる。糖質を摂り過ぎる現代人は、脂肪(とタンパク質)をもっと摂らなきゃならない。で、食べるのです。ラードを。
ラードを食べて脂質を補給することが、「栄養不足」という不健康状態の解消につながる。
でも、よくよく考えてみれば人の脂だっていいわけです。塗るのも食べるのも。というか、どちらかと言えば人脂のほうが種の壁を超えない分だけ有用なんじゃなかろうかと。
逸話、都市伝説、映画
過去にはナチスドイツが人間の脂肪で石鹸を作ったとか、実際に自分の脂肪を脂肪吸引で取り出して石鹸にしてみたりだとかの例が有りまして。
そういえばブラッド・ピットがでていた『ファイト・クラブ』でも似たようなシーンがあった微かな記憶。
ヒトから取ったヒトの脂肪分ってすごく気持ち悪いけれど、培養細胞からとられたものなら何となく受け容れられる気がする。気がする。
豚や馬のプラセンタ(胎盤)だって美容ドリンクとして嬉々として飲まれているし、昔々は出産時にとれる人の胎盤も食べていたとか…。
倫理的な議論は色々あろうかと思いますが、「有用」であり「価値」があればそれは使っていく方向で考えても良いのじゃないかと。
培養における懸念
すでにジェット燃料に使うほどの有用な油を含むミドリムシ(ユーグレナ)の大量培養が実用化されていて、それは雑菌を寄せ付けない抗生物質で囲った培養のように思われる(企業秘密なので詳細不明)のですが、これを人の細胞に応用する訳です。
ただ、かなりの困難を伴う&抗生物質をどう捉えるかが問題になるかも。
別口で探るなら、ヒトの腎臓を豚の体内でつくる技術を応用して脂肪も作らせちゃうとか。
これは人脂肪100%じゃなくて、いくらか豚脂肪(ラード)が混入しても実質的には問題ないでしょう。既に使われているのだから。
現状では悪者扱いされがちな脂肪のビフォーアフターに期待。