アイデアの甕

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生物医学系の研究論文はチャンピオンデータを載せるので再現性などない


伝説のチャンピオン Queen/We Are The Champions(Live in Montreal)

 

ちゃんぽんデータ?、ちゃうちゃう。チャンピオンデータや!「言いたい事」を最も的確に表すために最適なデータなんや!

 

再現性?、知らんがな。チャンピオンデータを出すのが実験!宇宙の真実を解き明かすこととは全く違うお仕事ですよってに。

 

mainichi.jp

 

生物医学系の論文は科学じゃない

生物医学系の論文の多くは、実験の前から論文の形が出来上がっていることも多いのです。だから、宇宙の真理を見つめるのが実験の目的ではなく、事前に設定した「正解」を導き出すのが実験の目的になります。

 

正解に近いデータ = チャンピオン・データ

 

もちろん再現性とかどうでもよくって、正解から遠いデータを捨てることにためらいもない訳で、「統計的に正しい」とか言う話も「事前にデータをいじることで統計的に正しくなる」というのが正確な言い方だったりします。

 

なぜか?

 

正しくないデータは論文にできない・ならないから。

 

論文にできない・ならないと、教授以下、喉から手が出るほど欲しい業績(職を得るために必須)が獲得できないんですわ。

 

再現性のないデータで何らかの主張をしなければならないほどに食えないんでしょう。

 

研究者に「正しさ」を求めることはどだい無理なお話かと。

 

嘘だと言えば、社会的に殺される

さらに利益相反を記載しないで、何らかの商業的価値を生む研究成果(科学的真実とは無関係)を発表することを辞さない人もいて。ただ、そうした人はリキがありますので告発者を排斥することだってできちゃいます。

 

bylines.news.yahoo.co.jp

 

なんらかの正しさについて「論文があること」を論拠にしたがる人がおられますが、よくよく調べられた方がよいかと。「論文があること」と「その内容の正しさ」は、残念なことに非常に関係が薄いのでした。特に、医学生物学系では。

 

「言いたいこと」を主張するための論文・研究成果の方が多いと考えておいた方が身のためかもしれません。

 

東大ブランドの失墜

医学・生物学系では「再現性のないチャンピオンデータ」という、一応は実験して得られ結果を用いるということが横行しているのですが、天下の東京大学様ともなればもう。

 

「欲しいデータは恣に創り出せ」というイノベーティブな発想で数々の業績をでっち上げることまでやっているみたいです。

 

2016年9月、不正疑惑に関連して匿名の告発。

 

匿名の告発を受けた医学部教授ら6人の不正疑惑論文22報に関して東京大学が本調査を実施へ – 日本の科学と技術

 

2016年11月、これまた不正論文に関して匿名の告発。

 

www.yomiuri.co.jp

 

もちろん調査委による調査前なので「容疑者」というグレー状態ですが。