口臭を生み出す口腔内細菌群の飲食物分解(腐敗)作用は驚くほど速い
人は細菌と共に生きていて、腸内細菌は有名だけれど皮膚の表面にも、おへその中にも鼻の穴や耳の穴の中にもいて、もちろん口の中にだってうじゃうじゃと存在してます。
最近も生きるために活発に活動していて、『もやしもん』でいうところの「かもす」作業を続けてます。
病的口臭ではないけれど
体調や病状によっては特有のにおいを発するものがあって「病的口臭」とか言われます。歯周病、虫歯なんかも原因になるそうな。
「病的口臭」って程じゃなくても、上記の口腔内細菌群が食べ物を分解し始めた途端に臭いは発生しだすのでした。
自分は大丈夫?
いやいや、口腔内細菌をなめてはいけない(常時舐めとりますが)。
速効性はバツグンだ!
例えば焼肉なんかを食べた後、いやもう肉や魚なら何でもいいのですが喰らった後、一度つまようじで歯間をさらってみておくんなせぇ。
つまようじなんか使ったことない?
まぁそういわず、恥ずかしければ自宅でコソコソ試してみましょうよ。
食後、すぐ、間をおかずに歯間をさらってみたらば、かすかな残滓くらい取れるはず。で、それの臭いを嗅いでみましょう。
…いかがでしょうか?
結構、口臭です!(ドンッ)って匂いがしませんか?
恐らくは「分」の単位でたんぱく質を分解し、臭いの元となる揮発性の物質に変換するそのパワーの信じられない速さ、強力さたるや。
細菌たちの生命力の逞しさを思わずにはおれない。
歯ブラシの成果をはかる
歯ブラシに歯磨き粉を付ける習慣があると感じにくいのですが、じつはこの臭いが「味」となって感じられる場面があって、それは食後に歯磨きした際に歯間に詰まった食べ物の残渣がブラッシングで取り除かれ舌にのっかるその時。
あの、臭いそのままの味がする。
まぁあんまり気分のいいモノじゃないけれど、よくよく考えてみれば歯ブラシの主目的は儀式的なものでなければ(「しないと気持ち悪いから」、という例もある)残渣の除去だったりするので歯磨きできてるか否かはこの味を感知できるか否かで部分的には測れたりするのでした。
え、そんな味は感じたことがない?
ブラッシングの方法を見直した方が良いかもしれませんね。
足りないのは、恐らく、縦の動き。縦の、細かい動き。サッカー以外でも大事なんですね、縦の動きが。
…だと思うのですが如何せん素人考えなもので、プロの意見にも耳を傾けてみてはいかが?
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