新規上場のアイドママーケティングコミュニケーションの事業は高収益を弾き出すか?
『会計士は見た!』という企業分析本で賞賛されていた高収益企業、キーエンス。
数千名の営業部隊が提供するのは、製造現場のソリューション(問題解決)。
キーエンスの高収益体質に続けとばかりに(?)、ある現場のソリューションを提供する会社が新規上場するそうです。
2016年3月18日、上場予定
IPOするのは、アイドママーケティングコミュニケーションという会社です。
アイドマ・マーケティング・コミュニケーション、と単に区切って見ても何してるとこか全然わからんこの会社。
流通小売業の統合型販促支援事業…って言われてもまだわからんのですけれど、要するに肉とか魚とか野菜とかが売っているスーパーマーケットに対してですね、ソリューション(問題解決策の提案と実施)を提供するそうです。
売れる売り場をつくります、と。
上記記事より引用しますと、
主な取引先は食品スーパーの「バロー」で、売上の半分ほどをここから得ています。
バロー。気付いたら居抜きで結構入ってきてたりするスーパー・バロー。まぁいいや。
工場よりも難しい課題
キーエンスが工場など生産現場の課題解決をするとしたら、アイドマ(略)はスーパーなど販売現場の課題解決を請け負うと。
ただ、工場における主要なお仕事が「作業機械のご機嫌取り」であるのに対し、販売現場におけるメインのお仕事は「お客様のご機嫌取り」であって相当難易度は高いかと。
もちろん間接的に現場で働く店員のあれやこれやを解決する効率アップ型ソリューションもあるでしょうが、顧客の顧客(スーパーのお客さん)を見据えたサービスとしては結構ハードル高いうえに、顧客(スーパー)にとっての実入りが何倍も改善するなんてことはないと思われるのでどうなるのか。
出来たらいいよね、課題解決。
儲かっている企業はモノじゃなくてソリューションを販売しているという一般論があるので、もちろん当選狙っていきますよー。