民泊関連銘柄の株価が動く?注目すべき公会議の日程は2016年2月29日、3月14日
東京オリンピックを目前に控えた平成28年の今、熱い注目を浴びる民泊サービス。外国人観光客の急激な増加に伴いホテル室数が軒並み不足。といっても、十年二十年先を見据えれば大型ホテル建築もままならず。
ほんなら、民間の空き家、空き室をシェアすりゃいいんでないの!?しかも、上手くすれば大家さんも儲かるし!
というわけで、民泊ビジネス花盛り。
不動産を購入できるほどの資力があれば、利回りを追求して実際の不動産にも投資できるわけですが(マイナス金利の強い追い風を受けてレバレッジまでかけられる)、それほど資産額の大きくない場合には「民泊関連銘柄」と言われる株式を購入するのが手っ取り早く民泊ビジネスに乗っかる方法ではあります。
民泊についてもっと具体的な数字が知りたい方は下記リンクにて。
新年10大テーマ (6) 民泊関連 <株探トップ特集> | 特集 - 株探ニュース
公的検討会が開催予定
さて、現状特区以外では旅館業法にも触れるなどグレーな部分の多い民泊ビジネスですが、行政機関も「積極的な」対応に乗り出しています。規制緩和待ったなし…か?
厚生労働省及び観光庁は、「規制改革実施計画」(平成27年6月30日閣議決定)を踏まえ、「民泊サービス」のあり方について検討するため、「「民泊サービス」のあり方に関する検討会」を開催しています。
「民泊サービス」のあり方に関する検討会審議会開催案内 |厚生労働省
平成28(2016)年2月29日(月)、13:00~15:00の日程で開催予定。検討会後、事務局(厚生労働省及び観光庁)から報道関係の方に対する記者ブリーフィングを予定していますとのこと。
これを受けて、当日、翌日の株価は動くと予想。
ちなみに、内容は以下の通り。
3.議題
(1)管理組合法人ブリリアマーレ有明からのヒアリング
(2)意見交換
(3)その他
管理組合法人ブリリアマーレ有明?
ふむ、(超)高級マンション。最上階にバーとかプールとかついてます。そこからの「ヒアリング」。
一部報道なり、実際に民泊で部屋の転貸してる人によれば、民泊に供された物件は「荒れる」可能性があるとのこと。もちろんそれは貸した部屋に留まらず、共用部分にも及ぶわけですが。
となると、高級マンションに定住する住民としては「荒らされちゃ困るんで」という話になるんじゃないかと推測します。
記事がありましたので追記。
東京湾に面する高級分譲マンション「ブリリアマーレ有明」では14年、民泊の禁止を管理規約に新たに盛り込むことを住民総会で決めた。管理組合の星川太輔理事長は「共有部が荒らされてしまうし、セキュリティー面でも心配だ」と指摘。民泊をめぐっては、「分譲、賃貸、戸建て、それぞれの事情に合わせた制度が必要。分譲では、管理組合の許可が必要な仕組みに変えるべきだ」と話した。
民泊反対派の意見や如何に。
大きな方向性としては規制緩和による民泊解禁へと向かうのでしょうが、不動産価値の維持を考えれば果たして…という、どちらに転ぶか分からない会議の日程は2月29日(月)デスヨー。仕込みはお忘れなく。
結果
2016年4月1日より旅館業法の一部が緩和され、旅館業の許可を取れば合法的に民泊ビジネスに取り組めるとのこと。
3月14日
内閣府主催の公開ディスカッション(テーマ「民泊サービスにおける規制改革」)が3月14日(月)に予定されていますね。
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/index.html#discussion
Airbnb Japan株式会社や株式会社百戦錬磨が出席するそうで、こちらは「規制改革」という名の「規制緩和」の流れを推し進めるのでしょう…ね?
となれば、株価も動きを見せるかと。気になり過ぎる方は2月26日(金)から傍聴申し込みができるので、上記リンクをご参照ください。