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アイデアの甕

アイデアを放り込んでおくと甕は腐臭を発しない

チンパンジー肉にゴリラ肉。食べてみたいな、類人猿!高野秀行「ヘンな食べもの」が面白い

アニア AS-09 ゴリラ

 

 

むかしむかしあるところで、実験用マウス(ネズミ)を飼育しておりまして。

 

ネズミと言えば我らヒトと同じく哺乳類に当たり、全生物レベルで世界を見渡せば案外と近縁に当たる動物です。

 

その仕草や表情からも(ペットのハムスターのように)“愛らしさ”をはじめとする様々な感情を抱かせるのですが、一部にはショッキングな例もあるもので。

 

 

子殺し、子食い

例えば、お母さんマウスが産み落とした仔マウスが同じケージ(箱)で飼われていた別のマウスに喰われていたりするのです。

 

むしゃむしゃむしゃ、むしゃむしゃむしゃむしゃ…

 

そらもう、子どもを頬張る横顔は「うんめ、うんめ」と聞こえてきそうなほど表情豊かに。

 

普段はペレット(乾燥飼料)という栄養満点だけど味気ない(?)もんばっかり食ってるわけで、柔らかいお肉はごちそうになっても仕方がないのかもしれない。

 

飼育された矮鶏(ちゃぼ)も、自ら産み落とした卵を割って与えればすんごい勢いで食いついてくるので、卵や子はある意味優秀なタンパク源と認識されているのでしょう。

 

同じような経験がマンガにも描かれていました。

 

 

岡崎に捧ぐ 1 (コミックス単行本)

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学級飼育のハムちゃん…これはアカン、アカンでぇ…。トラウマックス話がお好きな方はご一読を。

 

プラネット・アース

そんな経験もありつつ、最近観た『プラネット・アース ジャングル編』。NHKが英国BBCと共同で作り上げた、動物ドキュメンタリーの傑作です。

 

NHKスペシャル プラネットアース episode 09  「ジャングル 緑の魔境」 [Blu-ray]

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喰っちゃうんですねー。

 

チンパンジーが、よそのグループのチンパンジーを。

 

かつては人間にもカニバリズム(食人習慣)があったという話もありますが、現代的視点では特異な事件としてしか起こらないカニバリズム。

 

チンパンジーの世界では、「我が縄張りを犯す敵は殺し、また食すべし!」という掟が生き生きと実践されているようです。

 

で、何がすごいかと言うと、マウスが見せたような一人むしゃぶりつく様子とは若干異なり、

 

回し食いを始めるんですよね。

 

「ほれ、おめぇも喰っときな?」

 

みたいな。

 

赤い新鮮肉にむしゃぶりつく姿は、「おぞましさ」と呼んで差支えない感情を催させてくれます。

 

週刊文春で連載開始

さて、本題。

 

先週から冒険家、高野秀行さんのコラム(?)が週刊文春で連載開始されました。

 

週刊文春 2016年 8/25 号 [雑誌]

週刊文春 2016年 8/25 号 [雑誌]

 

 

題して、「ヘンな食べもの」。半ページなんで、パラパラしてると見逃しがちですが、まぁ面白い。

 

ある日のコンゴ民主共和国。中部アフリカに位置する共和制国家。

 

冒険中は飢餓の折、現地住民に助けられ、もてなされたがゴリラ肉。

 

筋骨隆々が言い得て妙のその躯体をバラす様はまるで…。

 

冷たい熱帯魚

 

 

いや、園子温監督はさておき。

 

まぁでも、食べてみたら案外イケるそうな。

 

週刊文春 2016年 9/1 号 [雑誌]

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で、今週号はチンパンジー肉

 

濃すぎる体毛に難渋しながらも、飢餓の折にはぜいたくすぎるのほどの旨味があるやないや。

 

「他のサルは臭みがあるけど、チンパンジーはゴリラに似て食べやすい」旨の記載がありましたね。

 

そりゃ、同種同士でも食べるようになりますわ(っていうか、他と比べられるほどサルを喰ってきてはるんや…)。

 

正直、一度は喰ってみたい。

 

週刊プレイボーイ誌上で連載中の“ムツゴロウさん”こと畑正憲先生の象のお話も面白いけれど、高野秀行氏の「ヘンな食べ物」にも期待したい。

 

 

謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉

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