Red Bull(レッドブル)が精神病に効く?タウリンによる症状スコア改善について日本産は対象外
「レッドブル飲めば精神病が治るらしいぜ!(※ただし、若者に限る)」
そんな見出しが躍る海外のニュースやブログ。
どうやら配合成分「タウリン」に関して、研究結果が公表された模様。
うん、まぁ日本のレッドブルにはタウリン入ってませんけれども。
国別にことなる含有成分
エナジードリンクの草分け的存在である「Red Bull」は世界中で販売されていますが、全世界統一のレシピがあるわけではなく、各国のお国事情に従い栄養成分等々が調整されています。
「タウリン」に関しては、日本の薬事法との兼ね合い上「アルギニン」に替えているそう。まぁ、アミノ酸という括りでは同じですけれども。
レッドブルは「清涼飲料水」で販売したい為
日本以外では合成タウリンを配合していたが、そのままだと栄養ドリンクになる為、アルギニンに変更している。
なので、当研究成果は海外産レッドブル限定。
研究結果
オーストラリアはメルボルンで集められた18~25歳の精神病患者121人(全員が薬物治療中)を無作為に2グループに選別。
4グラム(4,000 mg)のタウリンとプラシーボ(偽薬)を1日1回摂取させたところ、精神病判定スコアに差異が現れたと。タウリン摂取群の方が精神病症状がより改善していたとのこと。
研究にRed Bullが用いられたわけではなく、このタウリン製剤がRed Bull(海外産)に含まれているってわけで、冒頭のような煽り記事、バズを狙った記事になった模様。
タウリン配合飲料なら
「タウリン」はかなり人口に膾炙した栄養素で、“必須”アミノ酸でもないのにこれほど知られた存在になったのはもちろんテレビCMの効果でしょう。
「タウリン1,000 mg配合!、リポビタンD!」
もんのすごいキャッチ―なコピー。研究成果を自らの身体で試そうと思えば、4グラム(4,000ミリグラム)摂取に1日4本分という、お腹的にもお財布的にも結構つらいものがあるのかも。
上位商品であれば、1日2本で済みそう。
まぁでも、商品説明分には以下の記載がありますので(大事なことなので2回繰り返されている。)
成人(15才以上)1日1回1本(100mL)を服用してください。
成人(15才以上)1日1回1本(100mL)を服用してください。
基本的には1日1本で。
いやそもそも精神病なら病院行きましょうというお話で、ちょっとめげた気分をアゲアゲにしたいと願うなら思い込みのプラシーボ効果込みで国産レッドブルを一気飲みするのが良いのかもしれないと思ったり。
買い置き、しておこう。