まんが社会見学シリーズ『大研究!化学せんいのちから』が繊維業界研究本として秀逸すぎる件について
全国の学校や公立図書館におかれている「まんが社会見学シリーズ」。非売品だそうですが、シリーズ4『化学せんいのちから』は電子ブックとして無料で読めるようにもなっています。
この充実度。パねぇ。
化学繊維の初学者は
何かについて初めて学ぶとき、まずアカデミックな分厚い参考書を手に取ることはヤメトケ、と言いたい。
教科書に指定されていようが何だろうが、最初の数ページを読んだだけで放り出してしまうことは数多の先輩方が証明してくれてるから。
最初はごくごく薄い冊子みたいな本を通読…ていうのがこれまで勧められてきた方法だけど、現在の日本ではマンガと言う圧倒的な情報伝達ツールが発達しているのでこれに頼らない手はないのです。
ゴー宣でおなじみ、漫画家の小林よしのりさんは論争相手から言われたそうです。
マンガとか使うの、ズルいやんけ!(表現力&説得力あり過ぎる的な意味で)
いやホント、漫画のスイスイ読めて頭に入る感じ凄い。
子供むけ?
いやいや、これは全くのアダルト向けですよ。全く。
就活本、業界研究本として
繊維業界は日本の得意分野なのでかなり力が入ってると言うか、日本化学繊維協会の協力もあって実に夢のある分野として描かれます。
実際、他業界を見渡してみれば気息奄々、自動車産業など一部を除いてどこもかしこも一寸先は闇みたいな状態なのでここまで「夢を語る」的な企画はマンガと言えど通りにくいように思います。
化学せんいって何となく知ってるけど、「やりたいこと」とはちょっと違うかも?
とか言う就活生の皆様におかれましては、今まさにお召の衣服の表示タグなどご覧になり、化学せんいに包まれ囲まれ生かされているのだということを実感されてみてはいかがでしょうか?
応用範囲も広いので(医療、航空、宇宙、などなど)、結構おもしろそうですよ。
『大研究!化学せんいのちから』の主人公みたく小学5年生の時に繊維メーカーの工場見学とかしてたら、就職先に選んだかもしれないな。
実際社会科見学でいったのはどこか忘れましたが、「ポリプロピレン」という単語だけはしっかりと覚えて帰って来てた淡い思い出。
繊維…だっけな?まぁいいや。
その応用力、無限大。
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