若手社員の結婚式で主賓・上司挨拶の脳内テンプレート例文が早く改訂されることを望む
どこかにテンプレートがあるのかもしれない。
上司から新郎(新婦)へのメッセージ[例:若手社員用]
でも、もうやめよ?
「入社○年目で、まだまだ一人前とは言えませんが…」
とか言っちゃうの、もうやめよ?
結婚式の主賓挨拶
大きな企業とかに勤めている入社数年目の「若手」とみなされる人が結婚するってなると事業部長クラスのおじさんが出張ってきて挨拶を述べます。
まず褒め、「若手」であることのアピールに未熟さを持ち出す。
でも、もうやめよ?
「○年目だから、これくらいの能力形成が出来ている(これくらいの仕事を振ってみよう)」という発想は、もうやめよ?
それって、もう時代遅れだと思うのです。
修業的発想
皆様ご存知のプロブロガー、イケダハヤトさんの以下の記事が面白いので紹介。
「社長賞」取ったから何なの?w : まだ東京で消耗してるの?
「自分の優秀さに気づいていない人」が多すぎる問題。 : まだ東京で消耗してるの?
そうそう。
上記記事からこじ付け気味にこじつけますが、結婚するその人はとっても優秀なのに、
「○○くんは非常に優秀で、先輩の指導を受けながら△△などの実績をあげ…」
(イエイエ…)
「まだまだ一人前とは言えませんが、これからの成長が非常に楽しみな…」
(テヘヘ…)
ってな感じで若手社員用のおなじみのテンプレートが使いまわされているのでした。
年次を重ねることで能力開発が進む的な思想は結構はびこっていて、恐らくはテンプレート上のお世辞とか以上にオジサマたちの脳裏に焼き付いて焦げ付いてるんじゃないかと想像します。
年次主義
「○○年目だから、この仕事を振る」みたいに振られた仕事って、もちろん知識と経験が物をいう世界もあちらこちらどちらそちらにあろうかと思いますが、結構しようもないことも多くって、
オレのかつて通った道を、コイツにも歩ませる。
的なね。そんな十年前だか二十年前だかの経験に基づいている場合が多いのじゃないかと。
そんな風に思います。
そうすると、年次が下のやつには絶対に追い越されることはないと言う安心感も重なって、上司面のし甲斐があるってものです。
優秀だろうがそうじゃなかろうが(あるいは優秀であればこそ)、年次にこだわって仕事を(それも、ウン十年前と同じような仕事を)任せられる・任せるべきって社内物語に疑問があるなら、早めにそこから離れた方が良いですよ?
もしあなた自身、優秀であるという自覚があるのなら。
主賓クラスの皆様へ
あなたが部下を評価するように、部下はあなたを評価しています。
知ったかぶりで経済を語るその姿をも、部下は評価しています。
何かにかこつけて「ビジネス」、「ビジネス」と仰るのはよろしいのですが、国債を「こくせき」と読んでしまえばそれが信用を失わせるのに十分な威力を持っていることくらいは自覚されるべきでしょう。
ビジネスを語る上で必須の「債権」や「債務」について何一つ学んでこなかった証拠を自ら曝しているのですから。
主賓とされる課長以上。事業部長クラスなら、なおさら。
へー、おっさん入社20年も経って、まだまだ未熟なんですね。
年次主義の物語に真実味を与えるのも、今のところは皆さんのオシゴトの内かもしれません。
今は転職市場における自分の市場価値を算出してくれるサービスMIIDAS(ミーダス)というのがありまして。
転職なんて考えてない(考えたくもない)かもしれませんが、市場価値を知っていて損することはありませんので、調べてみてはいかがでしょうか?案外…。