ポンチ絵を眺めながらフムフムしたりブログ用に作成したりするお仕事
ここ最近眺めてきたものの名前が「ポンチ絵」だったことを知る、の巻。
槍玉に挙げられる「ポンチ絵」業界の雄、東京大学(「平成26年度国立大学改革強化推進事業 選定事業一覧」http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/11/__icsFiles/afieldfile/2014/11/14/1353466_1_3_1.pdf
)。
圧倒的矢印力の持ち主。
「おっ、これええやん」と思うセンスの方が決定権者の中に相当数おられるのでしょう。
中央はもちろん地方自治体なんかでは、まだまだまだまだ「粋」なポンチ絵に溢れているとはいえ、最近は変化の兆しも見たり。
「省」レベルには変化あり
何と言っても省庁辺りが出す資料で楽しいのは芸術的「ポンチ絵」であり、クリップアートの前時代感だったのですが、最近では傾向も変わってきたようで。
まず、ドギツイ原色遣いが減ってきた感がある。
さらに、フォントが「メイリオ」などになっている(誰かが変えたのだ、「MS ゴシック」から。内部の誰かが)。
さらにさらに、「いらすとや」さんの素敵イラストが多用されるに至り、なんだか「見れる」ポンチ絵が(一部省庁では)作成されている気がします。
いらすとやさんのイラスト普及率、恐るべし。
教授の指導
大学教授の世界にもパワー関係があって、科研費を何度も獲得する一流プレーヤーがいるかと思えば、どうやってカネひっぱんてきてんねやろ?な方々もおられます。
一応トップ層と思われる教授に直接指導を仰いだ経験から言うと、彼らは非常に柔軟なアタマを持ってらっしゃいます。研究業績を上げ続けることが彼らの使命なので、頭の柔らかさは最も大事な資産ともいえるわけで。
60代の辣腕教授なら、パワポとか余裕で使いこなしちゃう。
で、ありがたくも学生が作った研究発表スライドの「直し」を実施してくれたりもして、それも手ずからやってくれるってんで、断るわけにもいかず。
直接のご指導。
まず、色遣いをギラギラにします。赤の太字。太の赤字。
で、いろんな要素を「クリック→コピー→貼り付け」、「クリック→コピー→貼り付け」、「クリック→コピー→貼り付け」、「クリック→コピー→貼り付け」、「クリック→コピー…
(でぇえい!ショートカットキー使いやがれ!)
「ドラッグして位置を修正」、「修正」、「修正」、「修正」…ちょっとぐらい要素間の幅や位置がずれたって気にせず、手動&目視で続けられる位置修正。
(パワーポイントには「配置」っていう素敵な機能があるのを知らへんのか!)
と心の声を大にしてつぶやくも、意思は通じない。自分でやれば5分で出来ることを、延々30分も1時間もかけてやる。まぁ、機能の話は言えばいいんですけど。嬉々としてやってるんで止めない。
で、1時間後。イライラ続きのご指導から解放されて自席へ戻り、スライドを眺めてみたらば。
あれ、なんか前よりよくなってない?
何だかわからんけれど、パワーがあって研究費しっかり引っ張ってくる先生ってマジカルな何かを持ってらっしゃるようで。「ポンチ絵」作成能、その才能を認めるに吝かでない。
兎に角読んでみる参考図書
絵というか表現に関して記事にして以来、少し勉強を進めてます。
プリキュアに触発されて、ポンチ絵を描く。描く際の参考に、いくつか本も読む。面白い。
外資系コンサルって、「人を(納得の上)動かす資料」をつくらねば仕事にならないわけで、図解スキルは必修科目。データって加工されないと有用な情報にならないんですね。参考になります。
あのソフトバンク、孫会長を何度も唸らせた著者が描く「社内」向けプレゼン資料作成術。「社内」では決裁者の判断が最も大事なんで、そこにフォーカスしてます。
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何ごとも基礎が大事で、始めは「まねる」ことが重要かと。「学ぶ」の語源は「真似ぶ」だって誰かが言ってたし。
「図工」あたりの教科でポンチ絵作成が指導項目になる日も遠くない、かも。