【Win10】検索キーワードのBing送信可否を問うセキュリティ設定が勝手に自動で有効化される事例が海外で報告
Windows10の強情アップデーターが話題となったのも今は昔。
アップデートを強要してくる無料アップデート期間が終了して以来、Windows7、Windows8.1ユーザーは安寧の日々を貪る毎日です。無論、インターネットエクスプローラー(IE)との終わりなき戦いは続くわけですが…。
一方、Windows10に更新してみれば案外使いやすく「これも悪くねぇわ」と感想を漏らす方も多いようで。
ただし、お気を付け下さい。進取の気性に富むファースト・ペンギンの皆様におかれましては、思わぬ落とし穴に嵌ってしまうこともあるそうですので。
海外の報告
海外のサイト(英語)でこんな報告が。
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは Win10のあるセキュリティ設定を無効化したと
思ったら いつのまにか有効化されていた」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…
ポルナレフもびっくりの動画は以下。
Windows 10 privacy: Bing integration silently re-enabled immediately after disabling
確かに、「無効化」が「無効化」されているようですね。これはいけませんねぇ…。
何の設定かと言うと、Windows10の機能として提供されている「大域検索(パソコン内及びウェブの同時検索)機能」において、検索ワードをBingに報告するか否か?、という選択肢。
ちなみにBing(ビング)はMicrosoftが運営する検索サイト・検索エンジンです。
検索世界の覇者、Googleの後塵を拝するMicrosoftは攻勢に出ているようですが…。
もちろん、デスクトップパソコンにおける圧倒的シェアを有するWindowsがこのデスクトップ検索から情報を引っ張ることができれば、さらなるbingの価値向上が見込まれます。
とは言え、利用者本人の意向に関わらずデータを抜き取られてしまうのであれば、反感を買ってしまうでしょう。
ましてや、「設定」として無効化できるのに、気付いたら有効化されていた(勝手にデータ送信されていた)何てことになれば問題化するのは間違いありません。
「タダのバグであってくれ、いやむしろ、俺のパソコンだけの問題であってくれれば…」と上記記事の著者は語っています。
蛇足
ちなみに、何でこの記事タイトルが「Privacy Placebo」なのか気になりまして。
Placeboと言えば、言わずと知れた「プラシーボ」。偽薬を飲んでも思い込みで病気が治っちゃうとか言うあれですよね。
上の動画に出てきた設定スイッチが“ニセモノ”だからってことでしょうか。偽薬的設定に騙されるなよと。
いやもうちょっと何か深い意味があるのかもしれない。拙い英語力では読み取れない何かが…。
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