ウィットについて知るために、ウィットに富んだ映画を観よう
“ウィット(wit)”という言葉はご存知ですか?何となく知ってるけれど、「これがそれ!」と言うには中々難しい単語です。
「“ウィット”って何よ?」と誰かに訊かれて、ウィットに欠けた返答をしたならばその解説は不十分なものと言わざるを得ないでしょう。
でも、大丈夫。「This is it!」と自信を持って指し示すことのできるウィットに富んだ映画があります。
サンキュー・スモーキング
『サンキュー・スモーキング』はその題の通り、スモーキング(喫煙)を扱った映画です。と言っても、タバコ礼賛映画というわけではなく、タバコ業界に身を置くことで食いつなぎ、ローンの返済を続けるある男にフォーカスを当てた物語。
話すことが職業のこの男に、守れないものはあんまりありません。
「タバコを吸うとガンになって早死にする?、ハハッ、×××××××!(詳細は映画でご確認を)」
嫌煙家の方ならこのパッケージを見ただけで気分が悪くなるかもしれませんが、それだけの理由でこの優れた映画を観ないのは些かもったいないと思います。
その他の“ウィッティ”映画
ウィットに富んだ映画は数あれど、この男の存在を無視するわけにはいかないでしょう。ウディ・アレン。
ウディ・アレンの映画は数多く、そのほとんどを観たことが無い中で言うのもなんだかアレですが、少ない視聴経験からもこの映画監督がウィットに富んでいることはビッシビシと感じます。
最近見た中では、以下の2作品がオススメ。
好き嫌いもあると思いますが、食わず嫌いはもったいないですよ。
関係ないペダンチックな話
ウィットについて、ウィットを交えて語るのはとても難しい。逆に、“ペダンチック(pedantic)”について語るのは簡単です。ペダンチック、つまり衒学的という言葉そのものがペダンチックで衒学的な自己言及的語彙だからです。
衒学的
学を衒(てら)うこと。学問のあることをひけらかすこと。
ね?
映画を観すぎると、少し斜に構えるようになります。斜に構えるとアラ不思議、世界の構造が透けて見えてきたりして…。
GEOの店舗は品揃えあんまりだけれど、宅配だと結構観ちゃうと言うか観たい映画とテレビドラマをとりあえず全部観ちゃおっか?になるので人生が充実して困る。
ヒキコモラー御用達。