メディパルHD(ホールディングス)グループの構成企業(2013年・売上高)
医薬品業界本を読んだので、勉強ついでに医薬品卸4大グループ+1グループをメモメモ。
- メディパルHDグループ
- アルフレッサHDグループ
- スズケングループ
- 共創未来グループ
- 葦の会グループ
本記事では、メディパルホールディングス・グループについて「最新 業界の常識 よくわかる医薬品業界 (最新・業界の常識)」より引用(“出典:「ドラッグマガジン」2013年8月号より作成”となっていますが、本書が手元にないため)。
メディパルHDグループ
(単位:億円)
企業名 | 総売上高 (薬粧事業含む) | 医療用医薬品 事業売上高 |
---|---|---|
メディセオ | 19,178 | 17,984 |
Paltac | 7,858 | - |
アトル | 2,072 | 2,052 |
エバルス | 1,632 | 1,532 |
※よんやく | 733 | 684 |
※中澤氏家薬業 | 538 | 445 |
※東七 | 261 | 255 |
合計 | 32,272 | 22,952 |
※=資本・業務提携企業
(引用ここまで)
グループ会社の一覧がウェブサイトに掲載されています。
http://www.medipal.co.jp/company/group/
主要株主のうち、製薬企業関係
武田薬品工業株式会社:9.37%
アステラス製薬株式会社:3.03%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(三井住友信託銀行再信託分・エーザイ株式会社退職給付信託口):2.39%
小林製薬株式会社:2.08%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 第一三共口 再信託受託者資産管理サービス信託銀行株式会社:1.34%
大日本住友製薬株式会社:1.29%
メディセオ(東京都中央区)
株式会社メディセオは、東京都中央区に本社を置く、医療用医薬品や医療機器等の卸売事業を行う業界最大手の企業で、メディパルホールディングスグループの中枢を担っている。
2009年10月に株式会社クラヤ三星堂(くらやさんせいどう、KURAYA SANSEIDO Inc.)から社名変更した。
PALTAC(大阪府大阪市)
株式会社PALTAC(パルタック、英: PALTAC CORPORATION)とは、大阪府大阪市に本社を置き、全国のドラッグストア、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ホームセンター等の小売業社に化粧品・日用品・一般用医薬品を卸販売する企業で、メディパルホールディングスグループの一社である。
日本国内の医薬品に関して、医師の処方箋が必要な“医療用”とドラッグストア等で購入できる“一般用”とでは流通経路が大きく異なるのはご承知の通り。
メディセオが“医療用”、PALTACが“一般用”をそれぞれ担当しているようです。売上高を見ると、両社で全体の8割以上を占めています。
アトル(福岡県福岡市博多区)
九州・沖縄地方で医療用医薬品を担当。
エバルス(広島県広島市中区)
中国地方全域で医薬品・医療機器を卸売。
よんやく、中澤氏家薬業
もともと武田薬品工業と結びつきの強かった四国内の2社、よんやく(愛媛県伊予郡砥部町)と中澤氏家薬業(高知県高知市)が持ち株会社・四国薬業(愛媛県伊予郡砥部町)を設立。
http://www.nakazawaujike.com/HP/
東七(長崎県佐世保市)
東七は長崎県を担当。九州・沖縄地区を担当するアトルとは上手く棲み分けているのでしょうか…。
歴史ある卸売企業
有名な製薬会社には100年、200年の歴史がありますが、卸にも同じくらいの歴史があるようで。
ただ、再編の機運は高まる一方ですのでどうなることやら…。
2013年以降の最新情報に関しては「ドラッグマガジン」が詳報しているようですので、気になる方はご覧ください。