腸内細菌叢フローラ解析事業って、要するに検便事業になるのかな?
野球選手の引退後の生活が週刊誌の紙面を賑やかすことはあっても、サッカー選手の話が公にされる事ってそれほどなかったような。
へぇ、浦和レッズの元日本代表、鈴木啓太選手の引退後の一手は、「腸内フローラ解析事業」っすか…。
腸内細菌叢はホットな分野
DNA等の解析技術が飛躍的に向上した結果、腸内細菌のゲノムDNAを混合体で一括読取&分析ができるようになって、
こーれは健康に多大な貢献が期待されまっせ!
と言われ出したのが、もう十年以上も前じゃないかと思います。
腸内細菌学の泰斗、光岡知足先生の業績を引き継いだ理研の辨野義己(べんのよしみ)先生らが盛んに喧伝しているのでご存知の方も多いかと。
やれ「菌活」だ、やれ「ヨーグルト健康法」だ。やれ「整腸力」だ、やれ「ビフィズス菌パワー」だ、やれ「プロバイオティクス」だ、様々な切り口で展開されています。
成果の元は、うんこ。
実はこうした研究成果も、踏ん張り上げた地道なデータの積み重ねによって基礎づけられています。
単刀直入に言えば、ヒトのうんこを集めてきて解析した結果、様々なことが判明したと。
腸内細菌のうんちくを語る専門家はみんな、自分のうんこを真っ先に研究材料にしていますし、身近な人のうんこをも手に入れたくてウズウズしています。
腸内細菌叢フローラ解析事業とは?
ある人の腸内細菌叢を最もよく表しているのは、その人の腸そのものです。
が、腸を取って来ちゃうとその人の生命が危うくなっちゃって何のために調べるのか分からない。
じゃあ腸内細菌叢のもっとも使い出のある近似値、腸内細菌叢そのものではないけれど、それを一番よく代替するものと言えば、
そう、うんこ。
従って、腸内細菌叢フローラ解析とはすなわち、検便に他なりません。
被験者に送ってもらうかその場でしてもらった大便(の一部)を採取し、試験用の溶媒(液体)に混ぜ合わせて溶かし、試験機器に放り込む。
試験結果のデータが出てきたら専用のソフトで解析し、何らかの診断とアドバイスを送り返す。
基本的にはそんな事業(ある意味ビッグデータ関連事業)になるのではと思われます。
DNA解析との違い
最近はやりのDNA解析事業。Amazon購入でも始められちゃうキットまで存在しています。
DNAの場合、口の中の粘液とかを綿棒で拭えば、そこにある細胞から自分のDNAを採取することができます。
でも、腸内細菌叢を反映するうんこの場合、運子と対峙しなければ検体(サンプル)を採取することができません。
ここを自動化か簡便化できなければ、わざわざサンプルを取ってみる精神的なハードルは高めなのではないかと思われます。
オシッコの場合はすでに自動化が実現されつつあるのですけれども。
運子解析の簡便化が事業拡大の腸…もとい、キモかなぁ。あとは個人情報がうんぬんと。漏らしちゃまずいだろうし。うんこだけに。
あぁ、海外ではこんなことが。
FDA「DNA解析事業、てめぇは科学じゃねぇ。ただのエンタメだ。」
うんこ解析の命ウンや如何に。
サッカー選手と健康
サッカーに限らず、プロスポーツ選手の健康と競技の結果は直結することはよくよく知られていて、腸内細菌叢の解析と改善提案でアスリートのパフォーマンスが向上したとなれば爆発的に広まる可能性があります。
別件ですが、既に採り入れられた健康管理法も。
耳に光。
そんな時差ボケ解消法が提唱され、世界を股に掛ける各国代表選手に採用されているそうな。
前入りや、事前&移動の飛行機内での生活時間調整なんかではどうしても対応しきれなかった時差ボケのストレス&パフォーマンス低下を解消するものと期待されています。
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海外出張やシフト勤務など、体内時計が狂いやすい職種でも採用されつつある模様。