925円の商品に74円の消費税?痛税感と数認識のあいまいさに関する一考察
おーいお茶(375 mL)が1,080円で販売してるのらしく、その強気路線にびっくりぽんなお話が以下記事。
インスタントコーヒーに店舗間の細かい価格差はあるけれど、高級茶の強気路線には敵わない - アイデアの甕
2016年1月11日現在、ガソリンのレギュラー114円(全国平均)くらいなのらしいですけれど、これは1リットル(1,000 mL)でのお話。
上記お~いお茶、
リッター、2,880円。
消費税のお話
とかいうどうでもいい話はさておき、別のややどうでもよいお話を。
1,080円に含まれる消費税、幾らだかわかりますか?
ハイ、80円。正解。
消費税率は今のところ8%一定なので簡単に計算できます。
しかし。半端な価格だとこうはいかない。
例えば税込価格999円の商品があったとして、現行制度でいくらが消費税分だかわかります?
電卓(か電卓アプリ)を叩けば一瞬で74円だと分かりますね。
商品価格925円に対して8%の税率がかかり、74円。
間違いない。
間違いないけど…あれ?高くね?
痛税感って何なのか
軽減税率の議論で持ちだされた「庶民の痛税感緩和」とか言う某党の理論。早く連立解いてくんねーかな?と思わせてくれるのに十分ではあるけれど、言いたい事は分かる。
925 → 999
これと、
1,000 → 1,080
これ。
何というか位取り記数法そのものの問題と人間の数感覚のあいまいさの問題ではあるけれど、桁の大きい部分が変わらない後者の安心感ね。
3ケタの数に対して、2ケタの、それも7というやや大きめの数の税がかかる不安感、負担感。更に迫りくる9の3連コンボ。
率やパーセントが同じでも、それを数字として頭に思い浮かべた際の印象が認識を左右してしまうってことはもちろんあって、痛税感の議論(の一部)もこうしたことを言っているのだろうと思われます。
ただまぁ、実際に何が起こるかはそれが実際に実現してみないと分からない未来の不定性を思い起こせば、
1,000 → 1,100
というけた違いの未来が何を引き起こすのか。まだ誰にもわからない。
わからないなりに、痛いからって優しくしてほしいからって単純な税制に複雑さを持ちこむのやめーや。とは思う。
税収の一部を税率を下げる費用に回すとか、もうアカンわ。国民に理解を求めるお仕事を政治家のオシゴトから外し、「国民の理解を得られない」を理由に表面上の体裁を取り繕うとか、もうアカンねん。
そうか!守護霊のせいやったんか!(困惑)
トイザらスはどうする?
価格の末尾が「・・99円」になることでおなじみのトイザらス。
消費税5%時代には継続していたかと思いますが、今はどうなの(そして、今後どうするの)だろうか…と思って調べてみたらば。
スター・ウォーズ ブラックシリーズ 6インチフィギュア ファースト・オーダー フレームトルーパー 塗装済み 可動フィギュア
若干アマゾンよりも安い。税抜ならあんまり気にせずこうした価格政策が続いていくヨーダ。
(ヒエッ…)