訪問看護師も地方では薄給?看護師確保の課題と復職ナースの増加トレンドは「町の看護屋さん」を生み出すか?
先日の復職ナース向けセミナーの記事。
こちらは神戸(都会)の話でしたが、地方ではたらく訪問看護師からの質問が『ホリエモンチャンネル』で紹介されていました。
訪問看護師さんからの質問
質問:地方の訪問看護師はなぜ薄給?
回答:低人口密度(客数少ないのに、それほどコスト低くならない)&給料をあげても人が集まらない。
診療報酬等が変わらないのに、なんで都会の方が2割増しの給料をもらえるの?運営法人が中で抜いてるわけ?
きっとこの質問の本当の答えは、質問者さんが行っているように訪問看護ステーションを実際に立ち上げてみたらば見えてくるのではないかと。
看護師の高転職率
また回答にあったように「人が集まらない」というのが、毎年復職促進セミナーを開催中の神戸という地方都市レベルでは常態化しているものと思われます。
アフィリエイトをされている方なら分かると思いますが、看護師転職のマッチングサービスに登録する案件では、実際に登録して面談まで行くと数万円の報酬が発生したりします。
看護師を欲している職場はそうした紹介サイトに成功報酬として数万~数十万払っていないと成り立たないわけで、これはもう(優秀な)看護師さんの取り合いみたいになっているのでしょう。
神戸よりも人口の少ない地方であれば、なおさら人は集まらないはず。
看護師にできて介護士にできないことって結構ありますので、今後在宅チーム介護的なそれはどこまで進むのか分かりませんが、看護師人材不足問題は深まりこそすれ改善は難しいんじゃなかろうか…。
離職後ナースは何するものぞ?
復職が求められているナース、今は一体なにしているの?とググって見たらば。
発言より引用。
- 美容関係(マッサージ施療?)
- 介護事業所
- 治験コーディネーター
- 保育士
- 検診センター
病院やめて病院外で看護師的業務に就く場合と、医学的知識を活かして別業界へ進出している場合と。転職先には一定の傾向がありますね。
また転職せず、結婚、妊娠、出産を機に退職して家庭に入ったきりなんて方も多そうで、復職促進はその辺りをターゲットにしているのかなと思われます。
女性の活躍推進&シニアのゆる起業というトレンドは、復職ナースによる復職ナースのための、規模拡大にはこだわらない町の看護屋さん的な業態を生み出しそうな、そんな予感。
こんな記事も書いてます