副鼻腔のはたらき
kotobankによりますと、副鼻腔のはたらきにはいくつかの仮説が提唱されています。
- 粘膜・粘液によりゴミをとらえて外に出す
- 顔面打撲に対するショック吸収
- 吸気の加温・加湿作用
- 音声の共鳴作用
以前の記事(『口呼吸と鼻呼吸』)でも少し触れましたが、さらにいくつかの仮説を提案したいと思います。
●呼気の脱温・脱湿作用
呼気は咽喉から鼻腔および副鼻腔へと流入する際、急激に体積を増し、
減圧されます。減圧されて完全に水蒸気化した呼気中の水分は、
周囲に張り巡らされた冷たい血管網により冷やされ凝縮します。
同時に、水分に含まれた熱は血液へと回収されます。
●乱流発生作用
副鼻腔の複雑な構造により、気流は乱れ、ある程度の大きさのゴミや菌は
特定の部位にキャッチされるようにできているのかもしれません。
農具の唐箕(とうみ)と同じ要領で。