不安症を引き起こす可能性のある遺伝子が曖昧な不安を加速する懸念
「不安は病気か?」という問いは古くからあり、最近の傾向では病気であるとした方が医療介入してお金を発生させるという経済的価値の側面から病気扱いされることが多いように見受けます。
それが良いか悪いかは別にして。
不安症は遺伝子のせいだった?
また昨今の傾向としては病気の原因を遺伝子に還元して、そこから治療法を探ってこ?不安、煽って金稼ご?的な流れもあるので、こうした研究にはお金が出てきます。
原因を遺伝子に還元してしまえることは朗報なのか否か。
本家プレスリリース。
本学大学院 臨床心理学研究科 音羽健司教授らの国際共同研究グループが、不安症の新規遺伝子を発見しました。 | 帝京平成大学
十年前くらいにまだゲノムがオーダーメイド医療の革命を起こすとか謳われてた時代の手法やな。脳という複雑系のシステムに対して、徒手空拳で挑むような愚挙暴挙にも映りますがそれはさておき。
でももし病的な不安なく生きてきた人が何かのきっかけでDNA検査をして「不安症にかかりやすい」とか診断されたらそれが不安のタネになるんじゃないかと。
応用の事なんて考えてたら基礎研究できませんけど、むむむ…。
なんでもかんでも病気論は罪作りすなぁ。
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